香港、ブラジル・オーロラの鶏肉を禁輸 新型コロナ懸念で

香港、ブラジル・オーロラの鶏肉を禁輸 新型コロナ懸念で

配信

ロイター

[サンパウロ 17日 ロイター] – ブラジル鶏肉・豚肉生産3位のオーロラは17日、香港が同社のサンタカタリーナ州工場で生産された鶏肉の輸入を禁止したとの現地メディア報道を確認した。新型コロナウイルスの感染を巡る懸念が背景にある。 中国・深セン市当局は13日、ブラジルから輸入したオーロラ製の冷凍鶏手羽肉の表面から新型コロナが検出されたと発表した。 これに対しオーロラはまだコメントを出していないが、ブラジルの食肉業界団体ABPAは、同社の支援と状況の解明に取り組むと表明。新型コロナが食品から感染するとの根拠はないと主張した。 またABPAによると、オーロラは香港から正式な禁輸通知を受けておらず、禁輸は「科学的根拠に欠ける」として世界貿易機関(WTO)に訴える構えを示した。 サンタカタリーナ州労働管理当局によると、オーロラは4工場の従業員1万1000人を対象に、21日以降、新型コロナ検査を実施することで合意している。

【関連記事】

WBS株式会社英語サイト

WBS株式会社中国語サイト